ブックタイトル京野菜レシピ/きょう、やさいと。

ページ
13/32

このページは きょう、やさいと。(簡易全頁版) の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

デジタルレシピブックのサンプルです。「料理デザインする」をコンセプトにデジタルレシピブックをご紹介しています。

ら、そのコーヒーからはコーヒー以上のおいしさと満入れ物が大切な人からもらったカップだったとしたプで飲むコーヒーの味わいしか感じられない。でも、飲むかで味わいが違ってきます。紙コップなら紙コッ「例えば、コーヒー一杯を飲むとします。どの入れ物でそう。て、使ってほしい」という思いが込められているのだチ舎」という名前には、「ココチ良いものを、見て、触っいきたいって思っているんです」と話すとおり、「ココ作っています。暮らしの中で生きる陶器を生み出しててイメージあるでしょ?でも、私たちは工芸品をて、髭を結わえて作務衣を着て…。敷居の高い芸術っい、なんだか心地いい気分にさせてくれます。「陶芸っ市野さんが作る陶器は、佇まいといい、手触りとい〝何を使うか?で変わる幸せの感じ方かもしれません。の良さ」は、彼のこんな思いが陶器に宿っているから市野さんの器に初めて触れたときに感じた、「気持ち誰かの幸せに力添えできているなんて」わけですから。ちっぽけなことかもしれないけれど、だって、大勢の人の〝幸せ?な気持ちの一端を担える「ほんとにね、こんないい仕事はないと思っています。もおいしく感じられます。格別だし、大好きな器で食べる料理は、いつもの数倍たしかに朝にお気に入りのカップで飲むコーヒーはせの感じ方が違うんですよね」足感が得られるはず。コーヒー一杯、何で飲むかで幸12P左上:県指定文化財でもある丹波焼の郷に現存する最古の登り窯。長さ47m。下:ココチ舎ギャラリー内。13P左上:陶芸家として22年のキャリアを持つ市野さん。土に向かう真摯な目は今も変わりません。下:工房に並ぶ素焼きされた陶器の数々。13〝何を使うか?で変わる幸せの感じ方 市野さんが作る陶器は、佇まいといい、手触りといい、なんだか心地いい気分にさせてくれます。「陶芸って、髭をたくわえて作務衣を着て…。敷居の高い芸術ってイメージあるでしょ? でも、私たちは工芸品を作っています。暮らしの中で生きる陶器を生み出していきたいって思っているんです」と話すとおり、「ココチ舎」という名前には、「ココチ良いものを、見て、触って、使ってほしい」という思いが込められているのだそう。「例えば、コーヒー一杯を飲むとします。どの入れ物で飲むかで味わいが違ってきます。紙コップなら紙コップで飲むコーヒーの味わいしか感じられない。でも、入れ物が大切な人からもらったカップだったとしたら、そのコーヒーからはコーヒー以上のおいしさと満足感が得られるはず。コーヒー一杯、何で飲むかで幸せの感じ方が違うんですよね」たしかに朝にお気に入りのカップで飲むコーヒーは格別だし、大好きな器で食べる料理は、いつもの数倍もおいしく感じられます。「ほんとにね、こんないい仕事はないと思っています。だって、大勢の人の〝幸せ?な気持ちの一端を担えるわけですから。ちっぽけなことかもしれないけれど、誰かの幸せに力添えできているなんて」市野さんの器に初めて触れたときに感じた、「気持ちの良さ」は、彼のこんな思いが陶器に宿っているからかもしれません。12P左上:県指定文化財でもある丹波焼の郷に現存する最古の登り窯。長さ47m。下 :ココチ舎ギャラリー内。13P左上:陶芸家として22年のキャリアを持つ市野さん。土に向かう真摯な目は今も変わりません。下 :工房に並ぶ素焼きされた陶器の数々。13