ブックタイトル京野菜レシピ/きょう、やさいと。

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概要

デジタルレシピブックのサンプルです。「料理デザインする」をコンセプトにデジタルレシピブックをご紹介しています。

京都・大阪市内から車で約1時間。兵庫県篠山市の山間の集落に「丹波焼」の郷があります。関西の中心部からほど近いにも関わらず、そこは、ノスタルジックに耽るセピア色の世界。道の両端には工房が並び、作家たちが丹精込めて作り上げた焼物を楽しむことができます。丹波焼とは丹波焼のルーツは古く、遡ること今から800年以上前、平安時代末期から鎌倉時代の始めが発祥といわれています。当初は、壺や甕(かめ)、すり鉢などを生産していましたが、江戸時代前期、茶人として知られる小堀遠州らの指導により、茶入、水指、茶碗などの茶器類に多くの名器を生み出しました。現在は、食器、花器などの民芸品を中心とした作品づくりを行い、昭和53年には「丹波立杭焼」の名で国の伝統的工芸品指定を受けています。近年は、近隣の京都や滋賀、また全国の産地へ修業に出る若手職人も多く、古来から伝わる丹波焼の伝統に、様々な技法が取り入れられています。道沿いのほっとするスペースから丹波焼約60の窯元の中でも、新しい感性と作風で関西に限らず東京でも注目されている作家、市野雅利さんのギャラリー「ココチ舎」へ。初めて訪れたにも関わらず、なんとも懐かしく「ただいま」と思わず言いたくなる空間。というのも、ギャラリー内で使用されている飾り棚や大判のテーブルには神社の廃材を、カウンターには小学校の机などを再利用しているのだとか。また、「道路沿いのギャラリーだから、ふと立ち寄ってくださった方との出会いがあったり。小さな町ですが、ここから何か発信していければ」という思いから、陶器をはじめ、布小物、木工品など近隣の作家たちの作品も並んでいます。12 京都・大阪市内から車で約1時間。兵庫県篠山市の山間の集落に「丹波焼」の郷があります。関西の中心部からほど近いにもかかわらず、そこは、ノスタルジックに耽るセピア色の世界。道の両端には工房が並び、作家たちが丹精込めて作り上げた焼物を楽しむことができます。丹波焼とは 丹波焼のルーツは古く、遡ること今から800年以上前、平安時代末期から鎌倉時代の始めが発祥といわれています。当初は、壺や甕(かめ)、すり鉢などを生産していましたが、江戸時代前期、茶人として知られる小堀遠州らの指導により、茶入、水指、茶碗などの茶器類に多くの名器を生み出しました。現在は、食器、花器などの民芸品を中心とした作品づくりを行い、昭和53年には「丹波立杭焼」の名で国の伝統的工芸品指定を受けています。 近年は、近隣の京都や滋賀、また全国の産地へ修業に出る若手職人も多く、古来から伝わる丹波焼の伝統に、様々な技法が取り入れられています。道沿いのほっとするスペースから 丹波焼約60の窯元の中でも、新しい感性と作風で関西に限らず東京でも注目されている作家、市野雅利さんのギャラリー「ココチ舎」へ。初めて訪れたにもかかわらず、なんとも懐かしく「ただいま」と思わず言いたくなる空間。というのも、ギャラリー内で使用されている飾り棚や大判のテーブルには神社の廃材を、カウンターには小学校の机などを再利用しているのだとか。 また、「道路沿いのギャラリーだから、ふと立ち寄ってくださった方との出会いがあったり。小さな町ですが、ここから何か発信していければ」という思いから、陶器をはじめ、布小物、木工品など近隣の作家たちの作品も並んでいます。12